シェーカーオーバルキャリアづくりワークショップを開催しました!
4月24日、25日でシェーカーオーバルキャリアづくりワークショップを開催しました。
講師には、日本を代表するシェーカー家具のつくり手、宇納正幸さんです。
このワークショップは和田の念願のワークショップでした。アメリカにいるときにシェーカー(キリスト教の一派)という存在を教えてもらい、そのコミュニティ(現在は博物館)を訪ねていったのが10年前。それからシェーカーの教え、暮らしぶり、そしてものづくりに対する考えとそのつくられるものにとても影響されました。日本に戻ったあと、国内でシェーカー家具を忠実につくる宇納正幸さんの存在を知り、展示会にいき、当時まだ小さかった子どものためのロッキングチェアを購入しました。
それから9年。ツバキラボに宇納さんをお招きして、ワークショップを開催させてもらえたのはとてもありがたいことです。
宇納さんは独立してから28年、一貫してシェーカー家具を作り続けています。そこから生み出されたものづくりの様々な考え方は言葉の節々に現れ、単純な作業の説明であっても学ぶことが多いです。
そんなベテランの木工家に教えてもらいながら作るオーバルキャリアは特別なものに感じます。
アメリカ産のメープルの薄板。
なぜメープルなのか、なぜこの形をしているのか、ひとつひとつの意味を解説してもらいながら、作業をしていきます。
曲げる作業もワークショップの醍醐味の一つ!
曲げた板をぎゅっと抱いて、愛情を注ぎます^^
そして鋲で固定していく作業。普段のツバキラボの工房にはない玄翁のトントントントンという音が響きます。
そして型にはめこんで乾燥させます。その間にお昼休憩。
そして、午後になり、底板の成形を。まずは電子レンジで板をチン
それから切り抜いて、サンダーでぴったり合うように削ります。
そしてハンドルの取り付けも。
バランスをみながら、位置を決めます。
すべての工程をここで紹介していませんが、一連の作業を通してみなさんオーバルキャリアが完成しました!
参加された皆さんには、大変喜んでいただけました。
シェーカーの魅力、オーバルキャリアやオーバルボックスの魅力、そして宇納さんの魅力を存分に感じたのではないでしょうか?
宇納さん、ありがとうございました!
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