コロナで結婚式ができなかったけど、ウェルカムボードを作りたい!
2020年ももうすぐおわりですが、今年は本当にコロナの影響があちこちいたるところに。
お客様の中にもその影響をもろに受けた方もいらっしゃいます。
そのひとつが、結婚式です。
もともと5月の挙式を予定していましたが、延期、そして最終的には断念という形になってしまったのです。ツバキラボはそのカップルのウェルカムボードを自分たちで作りたい!というご要望を受け、お二人のためにワークショップを4月に企画していました。しかし、式自体が延期になったことでワークショップもいったん取りやめになりました。
しかし、結果として、大勢の方を呼ぶ式は中止になったけれども「ウェルカムボードは自作したい」という連絡を受け、12月某日、お二人のワークショップを行いました。
実は、奥様は、元ツバキラボの会員さん。お仕事の転勤で退会されていました。ですので、加工手順などはこちらで考え、機械操作はお任せしました。僕はお二人を見守り、そして作業の様子を写真に撮らせていただきました。
今回使用した板は、奥様がこれだ!と購入されたトチの板でした。それにツバキラボでもお世話になっているドライフラワーの「はながら」さんでオーダーメイドであしらってもらったドライフラワーを取り付けます。
ツバキラボでは、板のカット、ドライフラワー取り付け用の穴あけ、スタンド加工、磨き作業、レーザー彫刻をします。
まずは、カットするサイズを確認。板は色合いが箇所によって違っており、また杢もきれいに出ていました。ドライフラワーやレーザー彫刻の位置など確認しながら、どの位置で板を切り出すか入念にチェック。
そしてカット。
久しぶりだからと緊張しながらも、正確にカットしていきます。
そのあと、ドライフラワーを実際の場所において、括り付けるための穴の位置を決めていきます。
それからボール盤で穴あけ。この作業は旦那さまもできますね!同時にスタンド用の穴あけもしました。今回のスタンドは丸棒を差し込んで立てれるようにしました。
その後、トリマーで面取りをして、サンダーで全体を磨きます。
細かい磨きの作業は旦那様が担当。奥様もその様子を見守ります。
そして、板の準備ができたので、レーザー彫刻をしていきます。
今回のレーザーのデータは、お二人がPowerPointで用意されたものを、こちらでレーザーに読み込めるようにデータを作っていました。そして、事前にレーザー彫刻したものを何度か見ていただいてご納得いただいていました。
しかし、さすがに本番のここでしくじるわけにはいきませんので、同じサイズの合板を用意して、一度試しにやってみました。それで位置や彫刻の濃さを調整していきます。
そのうえで、お二人がこれまで作業して準備した板にレーザーで彫刻をいれました。無事きれいにレーザー彫刻が完了し、ほっとしました。
最後ははながらさんのドライフラワーを取り付けていきます。
針金を括り付け、開けておいた穴に通していきます。旦那様、真剣な表情。
お二人で位置や角度の調整をして、ついに完成しました!!
とても素敵なウェルカムボード。
結婚は、人生の中で特別なイベント。
こうやって手作りで、こだわりのあるものをつくると、ずっといい思い出として残りますね^^
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