一般の人がこんなにカッコいいスライドソーが使えるなんて!安全な作業環境を求めて機械を更新しました。
なんと!1月5日にブログを書いてから20日間も書いていなかったんですね!
大変失礼いたしました。
この間、ツバキラボには大きな変化が!
実は、通称「横切り盤」としてながく使ってきた東海のSF-1300という機械を処分し、新たにイタリアの木工機械メーカーSCM社製のスライドソー sc 4eを導入したのです。
このタイミングで機械を更新したのには、様々な理由がありますが、一番大きな理由として、一般の方が利用するシェア工房として「安全な工房」を提供したいという思いが強かったからです。
これまで使用してきた東海 SF-1300は国内で非常に多く出回っているもので、横切り盤というとこの機種を使っている工房は多いと思います。しかし、古い中古機械は現代の安全基準を満たしていないという側面もあります。丸鋸盤としては、割刃とブレードカバーがついていないといけませんが、そういった装置がそもそもつけれないのです。
この安全基準を満たしていないという点がずっと気になっていました。
一番ケガが多い昇降盤(テーブルソー)は、ツバキラボ オープン当初から絶対的な安全を保障してくれるアメリカのSawStop社のテーブルソーを導入していましたが、横切り盤については、古い機械を使っていました。
しかし、一般の方に使ってもらう以上、さすがに最低限の安全を提供しなければいけない、という考えのもと、今回思い切って機械を入れ替えました。
撤去されゆく東海SF-1300。この子とは10年近く一緒に過ごしてきたわけです。山梨県の工房で使われていたのを引き取りに行ったのが昨日のことのように思いだされます。運び出されるとき、少しウルッと来てしまいました。
そして、外には大型トラックで出番を待ち構えている新しいスライドソーが。
慎重に梱包を外し、その姿があらわになってきます。
そして工房内へ。
半日の予定が、結局1日かけて組立、調整を行い、
ついにツバキラボの新しい仲間として迎え入れることとなりました。
今は最新のスライドソーですと丸ノコの角度や定規位置などNC制御の機械がありますが、今回導入したものは、もちろんそのようなデジタル制御させるものではなく、あくまでも人がハンドルを回して操作するものです。ツバキラボは一般の方が木工を楽しむ場所ですから、自分で加工する楽しさを感じてもらわなければいけません。
でも、上に書いた通り、最低限の安全機能をそなえておかないといけない。割刃やブレードカバーはもちちろん、ここでは深くは触れませんが、他にもこれまでの機械にはない安全な機能を備えています。
一般の方がこのようなスライドソーを使える工房なんて、たぶん全国どこを探してもないんじゃないかな?と思います。
ツバキラボで木工をされるみなさんが、安全に、木工を楽しんでくださるよう、これからも少しずつ改善していきたいと思っています。
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