【会員作品】子どもために生涯使えるデスクを!
今年の3月に木工技術6日間コースを受講されたMさん。1年と数か月前に、木工旋盤のレッスンを受け、旋盤の会員として1年以上ツバキラボを利用いただいておりましたが、この度念願の木工機械を使った木工へ広げていくことになりました。
そしてレッスンが終わった直後にコロナで世の中自粛ムードになったわけですが、5月終わりごろから、あるものを作り始めました。
それが、娘さんの机です。来年小学校へ進学するのを機に、机を作りたいとのことでした。
「うーん、レッスン終わって直後からデスクかぁ。なかなか難しいなぁ」と内心思っていた僕ですが、本人はやる気満々。これはしっかりサポートして、長く使ってもらえる机を完成させなきゃいけないと僕も腹をくくりました。
構造はシンプルに4本脚のデスクに中央の引き出しを一つ。大人になっても使いやすいようなスリムなフォルムです。
材料は桜を使いました。
一番の失敗は、一番湿気が多い6月に作業をしたため、板それぞれが沿ってしまい、天板の矧ぎがうまくいかなかったことに加え、ねじれが起きてしまったことです。
それでも、天板のねじれを鎮めるためにあらゆることを施し、なんとか天板として使用できるようになりました。
本体の組立ても無事に終了、と思いきや、実は脚の向きを間違えるという事態に。でもこのミスによって天板のサイズを変更でき、接着がうまくいかなかった個所を切り落とすことができ、結果オーライ。
その後オイル塗装をして、本体側は終了です。
本体ができたら、次は引き出しを作ります。
引き出しはあられ組の箱に前板を取り付けるタイプにしました。
しかし、前板のカットもミスをしてしまい、少し色が違う材料を使用することに。でも逆にこれが引き出しのアクセントになりましたね。
引き出しは指がかかりやすいように加工しました。
4か月ほどかけて、いくつかの失敗も重ねながら、出来上がったデスク。
最終日はやけに作業を急ぐなぁ、と思っていたらその日の夜に娘さんの誕生日パーティーの予定があったそうです。
出来上がって満足気なMさん。
このあと車に積み込み、娘さんのもとへ運んだのでした。
子どものために机を作る。世の中のお父さんのあこがれでもありますね。
Mさん、お疲れさまでした!!
失敗にもめげずに、きれいなデスクを完成させたことは、きっと娘さんにとっても宝物になるデスクだと思います^^
木工技術6日間コース開催します
ツバキラボで木工をやれば、レッスン終わってすぐでも立派な家具を作ることができます。
10月末に木工技術6日間コースを予定しています。
ご興味のある方は、レッスンページにて詳細を確認の上、ご連絡ください。
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