今年も野球のバットを自分でつくるワークショップを開催しました!
今年も開催することになった野球少年が自身の手でバットをつくるワークショップ。
実は、今年は2月ごろから複数の問い合わせが来ていました。今年も開催するなら参加したいです、と。少しずつこのワークショップをやっていることが広まっていることを実感します。
さて、今回は、三重県と岐阜県から2人の野球少年が参加してくださいました。
今回用意した材料はハードメープルです。
現在、プロ野球やメジャーリーグでは大半の選手がハードメープルでできたバットを使用しているそうです。昔から使われてきたホワイトアッシュ(日本ではアオダモ)との違いを樹木図鑑など見ながら解説します。なぜハードメープルが広まったのか?なぜイチローはホワイトアッシュを使っていたのか。樹木の特性を知ることで理解できます。
それから、制作するバットの寸法を計測してゲージを作っていきます。一人は普段使っているバットと同じサイズで、もう一人はツバキラボのサンプルと同じ寸法で制作することになりました。
そして材料を機械に取り付ける準備をします。
材料を機械にセットしたら、バットの形状に削り出していくわけですが、角材から丸棒に、そしてバットの先から持ち手と順番に削り出していきます。根気のいる作業、そしてその時間が長い。それでも黙々と作業を続けます。
途中寸法を間違えて加工してしまうミスも発生し、心が折れそうになる場面もありました。しかし、何事も諦めたら終わり。打開策を考えてやりきることが大事です。見守るご家族も本人も真剣です。
今回のワークショップでは、時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、無事 二人ともバットを完成させることができました。
作り上げた自分のバットで構えた姿は、どことなく誇らしげです。
この経験が、野球や普段の生活、またはこれからの人生の中でプラスに働いてくれることを願います。
大変、お疲れさまでした!
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