【レポート】植物蒸留とアロマスキンクリームづくりワークショップを開催しました!
7月22日、植物蒸留とアロマスキンクリームづくりワークショップを開催しました!
このワークショップはツバキラボ和田の念願のワークショップで、”身近な資源を暮らしに活かす”という考え方の中で、アロマというのはいわゆる木工などの作業とは違った「ものづくり」のあり方であり、また身体や精神のための活かし方であるため、普段とは違う要素が満載です。
今回は、fragrance yesの山野辺喜子さんをお招きして、ワークショップを行いました。1年前以上から企画していたワークショップですが、コロナでいったん流れてしまいましたが、1年越しの思いがついに実りました。
山野辺さんは、もともと自身のアレルギー改善のために、アロマセラピー・食事療法・体質改善などを学び、また、家族の病を機に、整体・アロマトリートメント・介護などの技術も習得され、その身につけた知識や技術、実体験を活かし、心身を癒すセラピストとして活動されています。
今回は、山野辺さんと一緒に①植物の蒸留を行いアロマを抽出するワークショップと②カウンセリングを通して、いま “こころとからだ” に必要なアロマを選び、オリジナルのスキンケアクリームを製作するワークショップを合わせた2時間のワークショップを行いました。
夏休みということもあり、子どもと一緒に参加するご家族もいらっしゃいました。
植物蒸留の仕組みとその面白さ
ワークショップの最初に、まずは植物蒸留について学びます。エッセンシャルオイルはどのようにして得られるのか。またどんな植物から採れるのかなど、実際に蒸留器を使って学びました。

今回ワークショップにあたって準備した植物は、岐阜県 飛騨小坂の山から採取されたモミ、山椒、カクナギ、クロモジです。参加者もその葉っぱや枝などから香りを確かめていきます。

さて、その植物たちを蒸留機に入れれるサイズに細かくして準備していきます。


そして、細かくした植物を蒸留機に入れていきます。

すると早速 フラスコの中のお湯の色が変わり始めました。葉っぱの色素などが出てきているようです。

さぁ、ここからどんなエッセンシャルオイルが抽出されるのか。
じっくり抽出している間に、アロマスキンクリームづくりを進めます。
アロマを学ぶ。身体を知る。
現代を生きる人、心身全く問題ないという人はなかなかいないと思います。何かしら悩みを抱えて生活している方が多いでしょう。なかにはお医者さんに処方してもらった薬が合わなかったり、そもそもお医者さんでもその解決策を提示できなかったり、さらには、もうあきらめていたり。

山野辺さんはもともとアレルギー体質だったこともあり、お医者さんに処方されたステロイドから皮膚疾患がおこり、それをきっかけに植物療法を学び始めたそうです。症状を抑え込むための薬を塗るより、皮膚の赤み、かゆみがなぜ起こるのか、その原因を正しく知り、その根本的なところに対してどういうものが体にとって負担なく摂取すべきなのか、ひとつひとつ調べていったそうです。

そして生まれたアトピー用のアロマ。山野辺さんは、アロマは香りを楽しむものと思われやすいですが、実はその効能などを組みあわせてお薬として使うこともできる、とおっしゃっていました。
そういったお話を聞きながら、今、参加者自身が求めている香りを選択しながら、自分だけのアロマづくりを始めます。

山野辺さんが用意してくださった様々なアロマオイルを嗅ぎながら、それぞれの香りについて判断していきます。嗅覚は、本能と直結しているので、直感的にいい香り、悪い香りを判断していくことが良いとのこと。

香りを楽しみながら、その効能などもお話を聞いていきます。
全部で24種類の香りの中から、5つを選び、さらにその香りをブレンドしていい香りにするための割合を決めていきます。


そのプロセスの中で、山野辺さんは、それぞれの参加者のお悩みに耳を傾け、ブレンドの配合についてアドバイスしていきます。

人それぞれ、悩みは違います。その悩みに向き合い、的確にアドバイスをするには、多くの経験が必要です。このカウンセリングの様子を見ながら、山野辺さんの知識と経験の深さに感銘を受けました。

そうして自分だけのアロマが完成したら、スキンクリームやスプレーにする作業に入ります。



ホホバオイルと蜜蝋を湯煎にかけて溶かし、クリームをつくるのも、楽しい作業です。


こうしてそれぞれのアロマスキンクリームやアロマスプレーが完成しました。

植物蒸留からうまれたエッセンシャルオイルは?
さて、そんな楽しいワークショップの間、じわじわと蒸留が進んでいました。

蒸留水と一緒にたまっていくエッセンシャルオイル。
色がないので、なかなか見分けがつきませんが、表面に薄いオイルの層ができています。

それをちょっと腕につけてみると、すごくスパイシーな香り!

50倍に濃縮された植物の力、それがアロマエッセンシャルオイル。
今回のモミ、山椒、カクナギ、クロモジはとても生命の力を感じる強さがありました。
そして不思議なことに、時間が経つと香りも変わる。植物によって揮発の時間が違うため、そういった香りの変化があるそうです。
全体を通して、ツバキラボの工房が理科室のようになった一日。まさにラボっぽい一日でした。
化学的なものに頼らず、植物の力を活かす、という意味ではアロマはとても興味深い内容でした。
参加してくださったみなさんも自身の体や心と向き合って、オリジナルのアロマができたことにとても満足そうでした。また子どもたちも蒸留器やエッセンシャルオイルそして、用意された様々なアロマの香りを楽しんでくれました。
とても楽しく充実したワークショップでした。
山野辺さん、ありがとうございました!
fragrance yes







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