オーストラリア在住の木工作家 山口博史さんがツバキラボでキャビネット制作をしました!
10月7日から20日の間(途中何日か抜ける日もありましたが)、オーストラリア在住の木工作家 山口博史さんがツバキラボにて日本のお客様からの注文家具であるキャビネットを制作されました。
山口さんは、オーストラリアに移住される前は、岐阜県立森林文化アカデミーにて木工の教員をされていました(その後釜として僕がアカデミーに勤めました)。アカデミー在籍中から、「ものづくりで森づくりネットワーク(通称:ものもり)」を立ち上げ、岐阜県郡上市の白鳥の山で広葉樹の整備活動を積極的にやっており、移住されてからも年に数回日本に来て、活動を続けていました。
Designer and maker of custom handcrafted timber furniture and woodwork teaching studio in the Canberra region with an emphasis on Japanese design and methodology.
ここ数年は、東京の自由学園の机の制作を森づくりから生徒たちを巻き込んで行うなど、活動が広がってきています。ツバキラボでも”ものもり材”を積極的に利用させていただいています。
今年は、日本のお客様からキャビネットの注文を受けており、ツバキラボで工房を借りて制作させてもらえないか、と打診を受け、ツバキラボにて制作することになりました。
来日中はただでさえ忙しく活動されているのに、注文家具の制作まで請けられてすごいなぁっと思いつつ、本当にできるのかな?とひやひやしていた部分もあるのですが、さすがに手早く、すぐに形ができてきました。
機械も電動工具も手工具も駆使して、丁寧に作られていきます。
日数としては、9日間ほどでキャビネットが完成しました。
取っ手の削り出し部分やこだわりの金具。そして、キャビネット前面の斜めにカットされた縁。ひとつひとつにこだわりを感じます。
なんとか予定通り完成して、ほっとする山口さん。そしてすぐに梱包して、発送。そのまま山口さんはオーストラリアへ帰っていかれました。
本当はツバキラボの会員との交流の会も設ける予定だったのですが、いろいろとバタバタしてしまい、企画倒れになってしまいました。次回こそは、実現したいですね。
山口さん、ぜひまた来てくださいね!
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