【イベントレポート】岐阜県産の木材を販売する「木材市」を開催しました！

3月16日（土）、ツバキラボにて木材市を開催しました。当日は、岐阜県産の広葉樹の板材や、木工旋盤材料、製作過程で出た端材を販売。また、ツバキラボが４月から販売受付を開始するアメリカ・ROBUST社の木工旋盤機、さらにはコアリングやホローイングの実演を行いました。

今回このイベントを企画したのは、「ホームセンターに売られている木材だけではない、多様な木材を見ていただき木材の魅力に触れてほしい」、「地域の木材を手に入れられる機会を増やしたい」という想いから。初めての開催でしたが、岐阜県内や愛知県から約50名の方が来てくださいました！

木工旋盤材料は、ボウルなどに使える直径350mmの大きめの材から小皿などに適した小ぶりの材まで、さまざまなサイズを販売。ホオノキやケヤキ、ヤマザクラなど多様な樹種をご用意しました。皆さん手に取った木を吟味しながら、自分好みの一枚を探すのを楽しんでいるご様子でした。まとめ買いをしてくださったお客様も多くいらっしゃいました。

板材コーナーには、イチョウ、ホオノキ、ナラ、トチ、ブナなど広葉樹の板材が並びました。「スギ、ヒノキ以外の木材を買う場所が近所に無いのでこういった場所があるのは嬉しいです」というお声をいただき、開催者冥利に尽きます。

木によって違うさまざまな表情は、見るだけでも楽しいですよね。作りたいモノをイメージしながら、メジャーで板材を測る方もみえました。

製作過程でどうしても出てしまう材を、必要な方に活用していただきたいと思い、端材も販売。サクラやホオノキ、イチョウ、ブナ、ヒノキなどさまざまな種類を並べていましたので、「いろんな樹種を少しずつ買えるのが嬉しい」という喜びの声もいただきました。

午後は、木工旋盤の作業の中でも、知っているようで知らない「コアリング」と「ホローイング」のデモンストレーションを実施。

大きな材料から塊でくり抜くことを「ボウルコアリング」と言います。これができれば、木くずになってしまうところを塊でくりぬき、その塊からまたボウルを削り出すことができるんです。実演では、ツバキラボツールズでも取り扱っている「Woodcut」社の「BOWLSAVER MAX4」を使って、大きな材料から３つの塊をくり抜きました。

「ホローイング」は、木工旋盤で壺や花瓶のような口や首が狭く、内部が広がるような形状の作品を作ることをいいます。これをするには、ホローイング専用の刃物を使用する必要ですが、通常の刃物と扱い方や切削の考え方が多少異なるので、正しい理解が必要です。そのためなかなか取り組む方の少ない作業です。

デモンストレーションでは、「Crown Hand Tool」社のホローイング用刃物「Revolution」シリーズと「Woodcut」社の「PRO-FORME」シリーズを比較。それぞれの特性を説明しました。
「旋盤の技術を間近で見られて勉強になりました」という感想をいただきました。

ご紹介したツールは下記サイトからご購入いただけます。気になる方はぜひご覧ください。

次回開催につきましてはまだ未定ですが、また開催できたらと考えています！
お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました！