木工旋盤4日間コースを受けてみた!スタッフによるレッスン体験レポート
こんにちは、ツバキラボの広報担当土井です。
うららかな好季節を迎えた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。ツバキラボでは、2024年春の木工旋盤レッスンが終了しました。
今回、木工旋盤をやったことがなかった私自身も、参加者の皆さんと一緒に学ばせていただきました。「レッスンってどんな感じでやるのだろう?」と思っていらっしゃる方の参考になればと思い、レッスンの実際の様子を写真とともにご紹介します!
今回は愛知県、長野県、千葉県、静岡県など遠方からも参加してくださいました。皆さん趣味や仕事で木に関わっているそうで、カレー皿やイスの脚など…これを作ってみたい!という思いをもっていらっしゃいました。
1日目 座学・センターワーク
1日目は、木材や木工旋盤の基本を学習し、正しい知識を身に付ける座学からスタート。「木裏・木表」「柾目・板目」「縦木・横木」「順目・逆目」といった用語の解説を受けました。その後、さっそく木工旋盤で、角材を丸棒に加工するセンターワークの実践へ。
はじめは恐る恐る刃物を木材にあてていきます。刃物の構え方、鎬を削る角度、力の入れ具合、滑らせる速さ…。初めてのことで、「これで合っているのか?」と心細さがありつつも、自分の手を動かして木材がシュルシュルと削れていく瞬間に面白さを感じました。
この日の最後には、シャローガウジ(スピンドルガウジ)で凸面・凹面の曲線を削り出す練習を。球体に近づけたくても刃物の使い方に慣れず、楕円やひし形になってしまいましたが、自分のイメージする形に近づけていく工程は楽しいですね!クラシカルな蠟燭台を作ってみたくなりました。
2日目 小皿づくり
2日目は、小皿づくりを通してフェイスワークを学習。材料を固定する方法や加工の順番、ボウルガウジの使い方など、これからの作品作りをするうえで基本となるテクニックを身に付けます。後で見返せるように、皆さんスマートフォンで撮影されていました。
この日は刃物の研ぎ方の指導も。デモンストレーションを見ていると、鎬の端まで研ぐことは簡単なように思えましたが、いざやってみると難しいものですね。木工旋盤においても、研ぎ方においても、正しい動作ができているか確認してもらえるのはレッスンのメリットだなあと実感しました。悪い研ぎ方をして刃の形が変形してしまった!という時にも対処方法を教えてもらえたのが心強かったです。
そして半日かけて小皿が完成。木の小皿を自分で作れたという体験は充実感がありますね!
3日目 お椀づくり
3日目は、高台のついたお椀を製作。切削の手順は小皿と同じですが、深さがあることで、少し難易度が上がります。
完成品がこちら。見本の寸法通りに各々製作を進めましたが、スマートな曲線のお椀や、ぽてっとしたお椀、浅いお椀に小ぶりなお椀など、それぞれ個性のある形に!
4日目 平皿づくり
最終日は浅くて平たいお皿づくり。薄いものを削るとき、刃物を押し付けてしまうと、木にうねりのような模様が現れてしまいます。それをいかに生まないかが、この平皿づくりの難しいところ。苦労した分、形が出来上がった時の喜びはひとしおでした。
いよいよ最後は出来上がった作品の仕上げ。塗料によって異なる塗装の仕方や性質、メンテナンス方法などを学びます。オイル、ウレタン、ガラス塗料の中から試してみたいものを選び塗装して完成です。
4日間のレッスンを終えて、「楽しかったです!」と皆さん達成感に満ちた表情でした。少しずつ練習を重ね、スキルを上達していきたいですね!
最後に、私が実際に感じた、レッスンを受けるメリット5つをまとめてみます!
①各刃物の正しい動かし方をプロから直接指導してもらえること
②キャッチを起こした際に何が原因だったか教えてもらえること
③毎回一人一台の機械を使用でき、いろんなメーカーの機械を使い比べることができること
④どのような機種が良いか直接アドバイスをもらえること
⑤同時期に木工旋盤を始める仲間ができ、モチベーションも上がること
レッスンの受講を検討されている方に、ご参考になれば幸いです!
今後仕事の現場で作業される方、趣味として木工旋盤を購入を考えている方、工房利用をされる方。皆さんのこれからの旋盤ライフが楽しいものになりますように願っています!
木工旋盤4日間コース
初心者の方でも安心して木工旋盤を始められるように、ツバキラボではレッスンを行っています。
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