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枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

フォローアップレッスン「ほぞの作り方」を開催しました

さて、レッスンを受講されたメンバーが増えるにしたがって、レベルアップできるフォローアップレッスンを開催してほしいという要望が上がり始めました。

そのため、2月、3月に1回ずつ開催することを先月決め、今日はその最初のフォローアップレッスンでした。

最初のフォローアップレッスンは「ほぞの作り方」です。

通常の木工技術6日間コースで木組みのスツールは作るものの、本格的にほぞ加工をして組んでいるわけではなく、電動工具を使って木組みを実現しています。電動工具での加工は非常に手軽に木組みができる一方で、メンバーが作るものの中には電動工具の仕口加工では限界がある作品もあります。

そのため、本格的なほぞを作れるようになるためのレッスンを用意したというわけです。

受講は男性メンバー3名。

ほぞの基礎的な知識、設計時の寸法の出し方など講義を行い、その後、角のみ盤、横切り盤、昇降盤補助テーブルを使ってほぞを実際に加工してみました。

講義のあと、用意した材料に墨付けをしていきます。

枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

その後、角のみ盤という木工機械でほぞ穴の加工をしていきます。

始めて扱う機械なので、使い方を一通りレクチャー。各種セッティング方法もお教えして、早速チャレンジしてもらいます。

枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

ほぞ穴ができたら、次はほぞの方を作っていきます。

最初は、小型横切り盤ペティワークで胴付き回しという加工をします。

枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

その後、昇降盤の補助テーブルを使ってほぞ加工をします。

枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

最適な嵌めあいはきつくもなくゆるくもなく、ずずずっと抵抗ありながらも入って、でも抜けないっていうぐあいのところです。

枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

切りすぎてしまいゆるくなってしまったり、四苦八苦しながらもなんとか全員ほぞ加工が終わりました。

困難はあったものの、いざ組み立ててみると、目違いなど全くなくすっばらしい精度で加工ができていました!

枘加工 ほぞ 木組み 仕口 ツバキラボ レッスン

いや~よかった~

とは言いつつも、3時間の予定が1時間もオーバーしてしまいました。
なかなかコンパクトにレッスンを実施するのはむずかしいですね。これは、だいぶ反省です。

今回受講したメンバーはぜひこれからほぞ組にチャレンジしていってほしいです。

ちなみに、通常のレッスンもそうですがテキストはすべてツバキラボ オリジナル。ひとつひとつわかりやすいようにと絵をかいて、都度改良してバージョンアップしていきます。ほぞのテキストは今回が初回ですが、だいぶいろんなポイントが抜けていて、改善のし甲斐がありました(汗)

というわけで、フォローアップレッスンのレポートでした。

ツバキラボでは、最初のレッスンを受けたら終わりではなく、普段の工房利用でもさまざまな技術的アドバイスなどを行っています。今回はさらに踏み込んで、レッスン形式で実施しました。こうやってメンバーのみなさんと一緒にレベルアップをしてよりよいものづくりを目指していきたいと思います。

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