木工の経営学:岐阜県立森林文化アカデミーの学生が工房の見学に来られました!
岐阜県立森林文化アカデミーの木工専攻 2年生が工房見学に来ていただきました!
今回の見学は、「木工の経営学」という講義の一環です。この講義では、木工を学ぶ学生が経営についてのより具体的な内容や経営マインドを学ぶことが目的とされています。それまで見学がメインだった授業ですが、昨年度から見学だけでなく、より卒業後の進路を具体的に構想できるよう、全9回にわたる講義と見学で、経営計画を立てるための知識を学ぶ内容に変更されました。岐阜県立森林文化アカデミーのOBなどが講師を務め、元教員である代表・和田も、ツバキラボの立ち上げから現在に至るまでのリアルな経営の話をお話しています。
はじめに工房見学では、木工機械、集塵機などの工房の機械設備について紹介しました。ツバキラボは単純な木工の会社ではなく、シェア工房も併せ持った事業モデルのため、どのように設備を導入しているかなども解説します。また、地域資源活用に力を入れており、そのための簡易製材機や木材乾燥設備などもほかの木工所にはない特徴です。学生たちも高い関心をもって話を聞いていました。
その後、代表・和田の木工歴や会社設立までの歩み、会社設立後の出来事を包み隠さずリアルにお話しました。活用した補助金、銀行からの借入額、スタッフの採用などどのタイミングでどのように判断をして実行してきたのかということを赤裸々に伝えています。なかなか聞けない経営のリアル。和田は、元森林文化アカデミーの教員であるからこそ、学生たちに有益な学びの時間になってほしいという思いがあるようです。
学生からは、「リアルな話が聞けてよかった」、「外から見ていると順風満帆に見えるツバキラボでも危機的なときはあったし、いろいろな苦労をしながら今の立ち位置にいることをしれてよかった」といったコメントがありました。
この「木工の経営学」の最終コマでも和田が講師を務めます。学生さんの皆さんにとって、木工を仕事にする際のヒントになればと思います。
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