刃物の町 岐阜県関市 / (株)石川刃物製作所 / 森林文化アカデミーと開発したヒノキの枝を使ったアウトドアナイフ「morinocoナイフ」発表!
こんにちは ツバキラボ和田です。
今日は、あるプロジェクトで生まれたアウトドアナイフの紹介です。
その名は、「morinocoナイフ」
子どもたちにナイフを
子どもたちが初めて手にする道具としてナイフを渡そう。このナイフからさまざまな道具を削り出したり、食べ物を収穫したり、、、、そう、生きる力を養っていこう、そんな思いをこめて開発したナイフです。
日本の子どもたちはいつからか危ないからといってさまざまな道具が遠ざけられてきました。ナイフはその代表格です。かつての子友だちはさまざまな遊びの道具も自分でつくって遊んでいました。ものに触れ、削り、作り、遊び、というサイクルの中で五感を発達させながら大きくなっていきました。
しかし、近年は多くのモノが与えられるようになり、自ら作り出すということが遠のいてしまっています。このままでは、、、、。
そんなことを危惧していた岐阜県立森林文化アカデミーで環境教育分野を教えながら森のようちえんなどの活動をしている萩原先生(通称 ナバ先生)が呼びかけて刃物の町関市と刃物メーカーと一緒に子ども用アウトドアナイフを開発することになりました。
ヒノキの枝を使いたい
しかし、刃物は得意の関市ですが、ある材料を柄に使おうとするとプロジェクトは行き詰ってしまいました。
その材料とは、関市産のヒノキの「枝」です。
林業が盛んな地域もある関市。その山で生産される木材とその山に捨てられていく枝。その枝を使っていこうということだったのです。
関市の柄を作る会社は整った寸法の木材から切出して柄を生産していますが、形もサイズもバラバラな枝は使ったことがないわけで、どこも断られたそうです。
そこで、ツバキラボに声がかかりました。
ツバキラボでは、使えない木はない、という思いで日々木工に取り組んでいます。まさにこういった話はツバキラボの得意分野。何とか形にしたい、という思いでプロジェクトに関わらせていただきました。
プロジェクトメンバーが集まって何度も何度もあーでもないこーでもないと試作を繰り返しながら議論をしてきました。
第50回 刃物祭りにてお試しいただけます
そして、一般にお披露目できる第1号が誕生しました。
このmorinocoナイフを10月7日-8日に岐阜県関市で開催される第50回刃物祭りにてお試しいただけます。
当日は、このmorinocoナイフを使って木のキーホルダーを削る体験ワークショップを開催します。たくさんの子ども達、大人たちにmorinocoナイフを試してもらい、いろんな意見を聞きたいと思っています。
市民ふれあいブースの関市役所林業振興課のテントで開催します。
第50回刃物祭り
10月7日(土)-8日(日) 10時~17時
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