デジタルとアナログ 作業スペースを分けるパーテーションが完成しました!
8月末にパーテーションワークショップを開催しますよ!とこちらでお知らせをしていましたが、ついにそのパーテーションが完成いたしました。
これまでなかなかブログで上げられなかったのは、作業が2日間で終わらず延びてしまい、あげるタイミングを逃していたからです。しかし、2週間たちやっと完成させることができたので、ついにお披露目です。
設計事務所 TABさんとのDIY施工
ワークショップは8月24日(木)、25日(金)の2日間で行いました。
今回設計をしてくださった株式会社TABさんのメンバーがあつまり、みんなでDIY施工です。
初日は、設計図の確認をして材料の準備から始まりました。
材料はすべて岐阜県産の杉です。30mmx30㎜の角材を仕入れることが納期の関係でできなかったので、30mmx40㎜を購入し、ツバキラボにて30mmまで削る作業から始まりました。
その後、長さを切っていきます。長いものは5m以上あるので、2本の角材を継いで長くします。
長さがそろえられたものは、ごちゃ混ぜにならないように写真のようにマスキングテープでまとめます。
そして、すべての角材をトリマーを使って面取りをします。150本ほどあるすべての棒を面取りしました。
さらに並行して、ビス止めする箇所に下穴をあけていきます。
位置決めをする冶具はデジタルファブリケーションを駆使するTABさんらしく、レーザーカッターで切り抜いてきたMDFでした。なるほど!
初日はここまで。
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2日目は、組み立てに入りました。
かずある角材を組合せ、
梯子上のものを作っていきます。
そして、それらを組み上げて、
格子状の壁が出来上がりました。
しかし、ここまで組み上げるのに丸1日かかり、終わったのは夜の9時過ぎ。さすがにこれ以上はできないということで、日を改めることになりました。
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3日目は2週間後となり、9月7日に行いました。
格子状の壁はそのままだとジャングルジムのような見た目です。
この日は、この壁に透明のポリカーボネートを貼りつけていきます。
ポリカを専用カッターで寸法通りに切っていきます。これがなかなか大変な作業でした。(TABさんにやってもらっていたので、僕は見てるだけでしたが。。)
そのポリカを一枚一枚貼りつけていきます。この時大変だったのは、垂直、直角を確認し、すべてのボードを隙間なくたわみなくきっちり貼りつけていくこと。貼りつけるといっても、ビス止めをしていくのですが、ねじ一つの止め方で大きく変わってくるので、慎重に作業を進めました。
最後は看板の取り付けです。
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そして!
ついに、完成です!
看板は、工房全体の壁がOSB合板を張り付けてあるので、看板も下地にOSB合板、その上に透明ポリカ、そしてツバキラボのロゴを入れてもらいました。なかなか品よく仕上がって満足です。
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今後、まずはここにレーザーカッターを導入する予定です。
レーザーカッターは、木工ととても相性がよいデジタルファブリケーションの一つです。彫刻で刻印したり、糸鋸では切り抜くのが大変なものをレーザーで切り抜いたりできます。また冶具の制作にも一役買ってくれそうです。作業の幅が広がります。
今からとても楽しみです。
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今回のパーテーションは、デザイン設計施工を株式会社TABさんにお願いいたしました。こちらの要望をいろいろ聞いてくれて、かつ自分では発想できない素材や構造体を提案していただきました。
施工後に話す中で、「ちょっとした未来感があるね」という言葉がでました。まさに従来の木工とデジタル機器でのものづくり、それらが融合できる場所になっていけるといいな、と思います。
ありがとうございました!
株式会社TAB
〒503-0885 岐阜県大垣市本町2-26 STUDIO3 4F
0584-47-7067
http://www.tabjapan.com/
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