無印良品 名古屋名鉄百貨店さんとのコラボワークショップ『サクラの木でつくるスプーンとボウル その1:スプーンづくり』を行いました。
みなさん、こんにちは。ツバキラボのワダケンジです。
先日6月17日、18日の週末にツバキラボのオープンに先立ち、無印良品 名古屋名鉄百貨店さんとのコラボイベントとして『サクラの木でつくるスプーンとボウル その1:スプーンづくり』というワークショップを無印良品さんのOpenMujiというスペースで行いました。
なんといろいろなことに忙殺され、イベント情報を公開し、参加募集を始めたのが本番4日ほど前。これはさすがに集客が難しいだろうと思ったのですが、即満席に!す、すごい。 いや、素直にビックリうれしいです。
ということで、ちゃんとしたスプーンを作るため準備もしっかり行い当日を迎えました。
ワークショップを行う時のこだわり⇒地域の材料と使えるもの
僕はワークショップを行う際、必ず冒頭でお話させてもらうのが、「地域の材料を使うこと」です。街の中でも大きな街路樹や公園に植えられた樹があります。毎年、メンテナンスとして剪定されているでしょう。そういった材料でも暮らしに役立つ道具に作り変えることができるんだよ、というお話をします。木材はホームセンターで買うものではなく、身近に調達できるのならそのほうがいい。一人一人がそういう意識を持つことができれば、もっと身近な自然が宝のように見えてくるはずです。
そして、今回使用した材料はサクラです。これはツバキラボの近所の公園の治山工事で伐採されたサクラを数年前にいただいたものです。
正直、一般向けのスプーンワークショップでサクラの木を使うことはちょっとリスクでもあります。というのも、硬い木材だからです。たかがスプーン、されどスプーン。木の塊から小刀を使ってスプーンを削り出すことは、手先が非常に痛む作業なんです。硬い木であればなおさらです。
そのため、このようなワークショップではサクサク削れる柔らかい木を使うことが多いのですが、僕はあえてサクラを選びました。だって、ちゃんと使えるものを作ってほしいから。柔らかい木は確かにワークショップを行うには楽に削れていいのですが、今までの経験上使えるものに仕上げるには逆に難しさを感じていました。硬くてもしっかり形を作りこんだ方が僕はいいと思っています。
そのため、今まで何十本とスプーンを作ってきましたが、そこから得たスプーンの形のバランス、厚み、薄さなどをしっかりアドバイスしながら長く使えるものを作るワークショップにしました。
時間はオーバーしてしまったけど、、、
今回2時間のワークショップで組んでいましたが、すべての回で3時間ほどかかってしまいました。2日目は初日の反省を踏まえ、さらに加工を進めた状態で材料を準備し、電動工具も持ち込んで実施しましたが、それでも同じくらいオーバーしました。というよりも、時間を短縮できた分、結局参加者がさらに加工に打ち込んでこだわりのスプーンに仕上げられたのです。
黙々と時間を忘れて作業する参加者の皆さん。
本当に手で加工するっていいなぁ、と思いました。
最後はかっこいい、かわいいスプーンたちが出来上がりました。
皆さんの力作を写真に納めたかったのですが、写真を撮る余裕が僕にはなく、スタッフさんが撮影していたものがいただければ掲載したいなぁと思います。
*ただ、時間を守れなかったのは、本当に反省。。。
次回は、7月にツバキラボでスープボウルを作ります。
このワークショップはシリーズものです。今回はスプーンを作りましたが、次回は場所をツバキラボに移して、スープボウルづくりをします。
そして、無印良品さん提供のスープを自作のスプーンとボウルでいただく、わけです。
今からとても楽しみです。
この無印良品さんとのイベントは、無印良品さんのウェブサイトやアプリから参加を受け付けています。気になる人はチェックしてみてください。
(ただ、まだ次回のワークショップについては掲載されていません)
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