長良川おんぱく「長良杉でつくる子どもが喜ぶ絵本棚」が開催されました!
こんにちは!
11月3日(金・祝)、4日(土)の2日間かけて長良川おんぱく「長良杉でつくる子どもが喜ぶ絵本棚」を開催しました。
昨年開催してとても好評いただいたこのワークショップ。2日ともみっちり作業するから完成時は感動が大きいのでしょう。
それでは、今回のワークショップの様子を写真と一緒にご紹介します。
参加者は全員 同世代、子育て組
今回の絵本箱ワークショップは全員同世代の子育て組でした。ここまでピシッとそろうのは珍しいです。やはりみなさんお子さんのためにつくりに来られています。
中には、絵本棚とおもちゃ箱のフルセットで揃えたいという思いで、2年前のおんぱくでおもちゃ箱を作った方、先日のおもちゃ箱ワークショップでつくった方もいらっしゃって、とてもうれしいです。
この写真の力はすごいですね(笑)
お住まいは愛知県一宮や大垣、各務原など岐阜市近郊からでした。
ビスケットジョイナー(ジョイントカッター)で組み上げます
今回の絵本棚づくりで活躍するのがビスケットジョイナー(ジョイントカッター)という電動工具です。ビスケットといわれる圧縮された小判状のパーツを差し込むための溝を掘ってくれます。組み合わさる部分に互いにその溝をあけ、そこにビスケットを差し込み接着するわけです。これのおかげで初めての人でも2日間で絵本棚を作ることができます。
そして組み上げるためにはたくさんの溝をつく必要があります。たぶん100か所ぐらい。一つ一つ間違えないよう、そして精度よく加工するために、さまざまな冶具を用意してあります。
材料確認から墨付け
もちろん最初はばらばらの部材。それぞれがどこの部材か把握するために、まずは設計図を見ながら、材料のサイズをたしかめ、それらにナンバリングをしていきます。このパーツがここにくるんだな、と理解しておくことはとても大事なこと。
そして、それぞれのパーツを把握できたら、今度はそれらの表裏、左右上下を決めていきます。色目、模様、節の有無などで判断していきます。
最後に、ビスケットジョイナーで加工するためのしるしをつけていきます。ここで墨付けを間違えると間違った場所に穴をあけてしまいますので注意が必要です。
最初は構造を理解するのにも時間がかかり、その上部材もたくさんあるので、結構混乱します。
ひたすらビスケットジョイナーでの溝加工と部分組み
墨付けをしながら、ビスケットジョイナーで溝加工をしていきます。
ひたすらそれの繰り返しです。
時には、こんな角度でも。
加工したら、それらを組み合わせていきます。
ビスケット以外でもトリマーを使って面取り、溝突きなども。
そんな作業を繰り返していると、気づけばこんなところまで組みあがっています。
これが1日目が終わったときの光景です。棚部分が組みあがりました。
2日目は側板の加工
2日目は、1日目に組んだ棚部分を接合するため側板に加工をしていきます。
ビスケットが入る位置はすべて決まっているので、間違えないように墨線を引いて、冶具を使って加工していかなければいけません。
その加工が終われば、絵本棚の印象が決定づける側板の形を切り抜いていきます。
とても真剣な表情です。失敗できないですからね。
そして本組へ
すべての加工が終われば、最後は本組です。
2日間一緒に作業している同士ですから、この時点ではみなさん仲良し。お互いに協力して大きな絵本棚を組み上げていきます。
たくさんのビスケットにしっかり差し込めるか、緊張の一瞬ですね。
みんなで助け合ってつくる光景もいいものです。
そして組みあがった絵本棚は、それぞれ最後の仕上げ作業としてサンディングをしていきます。
ついに完成!
2日目の最後には4台の絵本棚が完成しました!
みんなとっても嬉しそう!
今回はスムーズに作業ができて、時間内ですべてが終わりました。参加者皆さんが協力して作業してくれたおかげです。
最後は、それぞれの車にみんなで積み込んでいきます。
本当にお疲れ様でした!
自分でつくること
売られているモノを買うのでは得られないものが「自分でつくる」中にあります。
今回作った絵本棚、またおもちゃ箱の思い出は一生残るものです。
つくることでより一層その時の子どものこと、家族のこと、家のことが記憶に残ります。
これから使っていく中でも、キズや汚れなどつくと思いますが、それも良き思い出。
いつか振り返ったときに、「よかったな」って思える時間をツバキラボは一緒に創り出していきたいと思います。
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